SNSを衛星的ポジションで運用する #区分ごとに発信を
今回はSNSの運用について書いていきたいと思います。
数年前までは、Facebookを利用しての医院インフォメーションが多かったように思います。
ですが昨今は、Facebook離れが加速化しクリニックの広告戦略も次のステージに移行してきていると感じています。
・Instagram
・LINE公式アカウント
上記の2つを HPと併せて運用することで、効果のある広告戦略を打つことが可能になります。
まずはホームページ
医院からの情報発信の基地となるのがこれです。
ここ数年〜10年ぐらいで開業されたクリニックでHPを持っていないというのはほぼ皆無でしょう。
どんな形であれ、医院の存在を世間に認知してもらうために必要なツールとなっているのは間違いありません。
※ホームページは、あれば良いものではなく医院の経営戦略とリンクしなければなりません。
今回はコラムの主旨とはずれるため、その辺りは割愛させていただきます。
では、InstagramとLINE公式アカウントはどのような効果があるのでしょうか?
1、Instagram
若者のツールなんじゃないの?
そう思われた方が多いんじゃないんでしょうか?
そうです!若者のツールですね(笑)
ですが、今は何歳までが若者かわからない時代です。
40代50代60代でもインスタを利用している方は多数いらっしゃいます。
弊社が考えるインスタの運用メリットは2つあります。
1、求人対策
2、新患流入の掘り起こし・商圏拡大
1、求人対策
多数のクリニックが求人で悩む時代です。
ハローワークに求人を出してもなかなか当たりがない。。
成果報酬型の紹介サイトに出しても良い人が来ない。。
などなど、自院で求める人材の掘り起こしが出来ないケースがよく見受けられます。
インスタを利用して、医院の日常を公開することで応募者側へアピールすること
それだけでもインスタを運用するメリットはあります。
応募する側は、”社風や人”を見たいと思うものです。
ホームページではなかなか日常は出しづらいですし、ハローワークや紹介サイトではテキストベースで日常のイメージとしては不足がある。
インスタはそういった部分を補うことが出来るツールとなります。
”医院の魅力発信”がポイントとなります。
2、新患流入の掘り起こし・商圏拡大
2つめは、新患流入の掘り起こしです。
インスタはハッシュタグ検索でヒットします。
歯科医院に関連するワードではなくても、大勢の方の検索にヒットする可能性が高いのが特徴です。
全然関係ない検索でヒットし医院に興味を持ってもらうと、そこからHPへ飛んだり電話をかけたりという次のアクションを起こす方が出てきます。
HPは受け身のツールです。
歯科医院に通いたい前提の方しか検索しないものとなりますが、インスタは日常の中から掘り起こすことが出来るという意味で、非常に有意義なツールと言えると思います。
2、LINE公式アカウント
次にLINEです。
こちらはHPで情報開示出来ない部分等を補うツールとして有効です。
2018年の医療広告ガイドライン改正により、ホームページの在り方が大きく変わってしまいました。
様々な制約が出来たことにより、ホームページでアナウンス出来る内容は大幅に縮小しています。
患者さん側の目線で考えると、様々な情報をホームページから取得できると有意義だと思うのですが、そういった面を出すのが非常に難しくなってしまったというのが実情かと思います。
そこで効果を発揮出来るのがLINE公式アカウントです。
LINE公式アカウントは、患者さんまたは患者予備軍の方がご自身の意思で登録を行っています。
クリニック側からは、直通で情報を発信することが可能です。
・適切な治療を提供するための器材を導入した
・治療の情報を発信する
・感染対策を詳しく紹介する
など、運用のやり方は様々です。
※医療広告ガイドラインからSNSが除外されているわけではありませんので、運用の際は注意が必要です。
まとめます。
医療広告ガイドラインに沿った運用を前提として、役割は以下のようになると考えています。
ホームページは、広告戦略の基地として
Instagramは、求人対策(魅力発信)と新患の掘り起こしとして
LINE公式アカウントは、既存患者の定着を目標として
それぞれのツールに特徴があります。
クリニックとしても、現在の状況を把握した上で適したツールで情報発信することで意味のある戦略となります。
大前提として、クリニックの中の強化があることもお忘れなく。
広告戦略は、過大になってはいけません。
医院のありのままを開示して、来院していただくため、啓蒙するたものツールであることを念頭に置いて、適切な戦略を打って頂きたいと思います。
次回は、予約システムについて書いてみたいと思います。
ただオンラインで予約が取れるということではなく、予約システムを運用することで医院の数値マネジメントが出来るメリットがあるかもしれません。乞うご期待♩
「たかが数値。されど数値。」
医院の今から未来をつくる。
歯科医院発展応援団 吉澤 貢