訴求・啓蒙・掘り起こし Capter1”成果の上がる動画の運用”
今回は、広告戦略の1つである”動画”について書かせて頂きます。
まず最初に、広告戦略とはどんなものかというお話をしたいと思います。
大枠でお話しすると、以下のような感じとなります。
1、クリニックを認知してもらうために行う外向きの戦略
2、クリニックの売りを開示して医院へ誘導するための戦略
3、スタッフ募集で魅力を発信するための戦略
大きく括ると上記を強化するために行う戦略と言えます。
広告戦略は、経営戦略→営業戦略の中のひとつの戦略という位置付けとなります。
全て紐づけて考え実行することが大事です。
次に、広告戦略を語る上で欠かせないものとして以下の3つの施策が挙げられます。
1、SEO (Search Engin Optimization)
Google検索で掲載順位の上昇を目指すために行う施策
2、MEO (Map Engin Optimization)
Googleマップでの掲載順位の上昇を目指すために行う施策
3、VSEO (Video Search Engin Optimization)
検索キーワードと関連性の高い動画を検索結果ページに上位表示を目指すために行う施策
どれも、Optimization というワードが入っています。
これは、「最適化」というこです。
広告戦略の柱となるのがホームページを軸としたネット系になるので、このような最適化という言葉で対策が行われているんですね。
ですが、、、
今回のコラムでお伝えしたいことは、この最適化ではありません。。
言うならば真逆のことになるかもしれません。
本来あるべき姿のお話をします。
クリニックの中(治療・メンテ・アポスパン・人柄・清潔感・etc...)
これらが全て良し(100点)であれば、圧倒的な口コミが派生するはずです。
そうなると、外向きの戦略(広告戦略)は不必要なものと捉えることができます。
※HPは情報開示の意味で必要最低限なければいけないものですので、そこはご了承ください。
クリニックの守る力・攻める力のいずれかが足りないため、永続的な事業の運営をしていくために、補う戦略として広告戦略があります。
気をつけなければいけないのが、広告戦略の一人歩きです。
広告戦略(外向きの戦略)への意識が強すぎて、内向き(クリニック力)が成長していないケースが稀に見受けられます。これでは、仮に広告戦略が功を奏して新しい流入があっても、結果的には患者さんは途中離脱し、いつまでも新しい流入に頼らなければならない負のスパイラルにハマってしまいます。
広告戦略の成功の鍵は、内部も並行して戦略を組み成長していくことです。
逆に言うと、内部の成長度合いから外向きの戦略を組み立てるというのが望ましいですね。
本題に入ります。
今回のコラムのタイトルを「成果の上がる動画の運用」としています。
これはどういうことか?
一言で言うと、本当に訴求・啓蒙できる動画を作りましょう! ということになります。
YouTube等の発展により、情報発信のやり方は多角化しているのが現状です。
その中で、広告戦略として動画、動画を作成して動画SEO対策(VSEO)となっているわけですね。
ですが、ちょっと待ってください。
動画を作ってSEOを組めばそれで成果が表れるんでしょうか?
自己満足の動画は、最後まで見られているのでしょうか?
仮にVSEOが功を奏して、多くの方に見られていたとしても、
最後まで見られていない
伝えたいことが伝わっていない
これでは、本末転倒となってしまいますよね。。
動画発信の真の目的はなんでしょう?
「テキストでは伝えられない物を、目と耳から情報として相手に伝え、納得共感してもらうこと」
これが、動画発信の本来の意味です。
全ての外向きの戦略にありがちなのが、「自己満足で伝わらない。」ということ。
そういったケースは多々見受けられます。
情報を詰め込みたいのはよくわかります。ですが、情報は絞って伝えることでわかりやすくなり、相手も共感しやすくなります。一つの内容に共感すると、他の分野も良いのだろうという思考になります。
なので、軸を定めて簡潔にわかりやすく情報として発信することが重要です。
動画は最新のトレンドです。
なので、戦略に組み込まない手はありません。
コストがかからない方法はあります。
→自作すればほぼ0円ですね。
ですが、成果と紐付けなければ意味がない。
→コストはある程度かかります。
”相手に伝える・伝わる動画”で広告戦略の新しい武器である動画を活用することが重要だと思います。
次回は、トレンドである動画で”求人対策・新患流入対策”をどう行うべきなのか書いてみたいと思います。
「たかが数値。されど数値。」
医院の今から未来をつくる。
歯科医院発展応援団 吉澤 貢